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阿蘇の野焼き

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B級グルメとスイーツの催しがグランメッセ熊本で開催されていました。味は残念ながらB級にも届いていなかったのですが、近くの西原村まで足をのばしました。小国に住むようになって、あちこちと出かけています。西原村は熊本市に近いのですが、約70キロも離れたこの小国と同じ阿蘇郡の、まだ村なのです。最近になり、村という響きに郷愁を感じ出かけています。村とはいえ、村に誇りを持って生活している事が村内を歩いただけで伝わってきます。衰退著しい村が多い中で、西原村は観光客をたくさん呼び込むような、村を訪れたくなるような仕掛けを、村あげて取り組んでいるようです。

 俵山の近くの物産所「萌の里」を中心に様々なイベントや陶芸・雑貨店・料理屋・音楽関係等の芸術家村が形成されています。特に、世間と断絶したような風変わりな、しかしながら音に対する追究は際だっているオーナのオーディオ道場は異空間そのものです。人を引きつける魅力を発信している、西原村のあり方は、この小国でもおおいに参考になりました。

 今日はその焼き物窯の一つ、三六窯でコーヒーカップを買い、その帰りに外輪山を上ったところで、道沿いに車がたくさん止まっているのを見かけ、おりて近づくと煙が立ちこめていました。ほうきのような道具を持った人たちは野焼きの広がりを防ぐ地域の人たちだったのです。阿蘇の冬枯れの原野は、火を付けられ瞬く間に燃え広がり枯れ草を焼き尽くしていたのです。阿蘇では野焼きは冬に終わりを告げる儀式であり、春の息吹を呼び込む炎の祭典だったのです。

 宿に戻るとウグイスが鳴いていました。宿はまだまだ冬枯れの景色の中ですが、気温10度の肌寒い中やっとボイラーを炊かずに源泉の温度のままの露天に入りました。湯から出たらまだ寒いのですが、服を着るとぽかぽかと温かくなるのが、温泉なのです。小川の向こうは枯れ草のままですが、新緑の春は着実に近づいてきています。

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     古天神 井崎
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